私設現代宗教研究所ブログ

日本の現代宗教に関する情報を発信していきたいと思います。不定期更新

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

現代宗教界用語集8:勅使

現代宗教界用語集8:勅使 勅使とは、天皇陛下の使者のこと。天皇陛下の代理人。伊勢神宮やいくつかの神社や寺院には、祭祀や法要に定期的にあるいは臨時的に派遣(差遣)されている。勅使による宗教行為は、法的には天皇の私的な行為とされている。政教分離…

現代宗教界用語集7:神官と神職

現代宗教界用語集7:神官と神職 神官とは、神社に奉仕する公務員のこと。現在でも新聞記事に「神官がお祓いした」などと書かれることが少なくないが、神社の国家管理は1946年(昭和21年)に終了しており、明確な誤りである。マスコミの知識は70年前で停まって…

言葉のむなしさ

「熊本を忘れてはならない」と書いている人がいた。もちろんその主張は何も間違っていないが、これほど言葉のむなしさを感じることはない。 残酷な悲劇など日頃から無数にあるわけで、12日にはフロリダで50人が殺されたが、日本では毎日100人近くが自殺して…

テレ東には「タブーの統一教会が絡んでいるから、新聞や他のテレビ局が怖がって大きく取り上げることはない」という計算があるのかもしれない。

「もしかしたらテレ東には「タブーの統一教会が絡んでいるから、新聞や他のテレビ局が怖がって大きく取り上げることはない」という計算があるのかもしれない。」(時田章広) www.excite.co.jp 1995年のオウム事件が日本社会に衝撃を与えて久しいが、「はれ…

現代宗教界用語集6:近現代の仏教メディア一覧

安食文雄著、2002『20世紀の仏教メディア発掘』より、近現代の仏教メディア名を抜書き。実に多くの雑誌や新聞が発行されていたことが分かる。さらに他の資料も調べて補遺したい。現在、宗教メディア界では今更ながらの「寺院消滅ブーム」が来ているが、現代…

暴力には負けません

延暦寺の事件が注目を集めているが、指導と暴力を勘違いしている人が、宗教界にはいるのかもしれません。今日も暴力には負けません。

現代宗教界用語集5:内局

宗教界用語集:内局伝統仏教などの教団(宗務庁、宗務所)の執行部のこと。国でいう内閣に相当する。総理大臣にあたる宗務総長(宗務長、総長)の名前を冠して「⚫︎⚫︎内局」と呼ばれる。浄土真宗本願寺派では「総局」という。「教主」にあたる管長や門主は、…

現代宗教界用語集4:教師

宗教界用語 教師学校の先生のことではありません。--------教師1僧侶、神職、神父、牧師など、宗教団体に所属し、宗教活動に専従する者の呼称。2各宗教団体で定められた資格。伝統仏教、教派神道、日本基督教団などで用いている。教師という用語の起源は不明…

現代宗教界用語集3:戦前の宗教関係団体

宗教界用語集:戦前の宗教関係団体■教団連合諸宗同徳会盟:1868年(明治1年)12月に興正寺に諸宗の幹部が集まって結成。仏教各宗協会:1889年(明治22年)、島地黙雷、芦津実全、釈宗演、土宜法龍などが集まって設立。『仏教各宗綱要』編纂で日蓮の四箇格言を削…

現代宗教界用語集2:仏教十大宗派

現代宗教界用語集2:仏教十大宗派 かなり久しぶりだけど書いてみる。 -------- 仏教十大宗派とは、いわゆる既成仏教教団(伝統仏教教団とも)の中で多数の寺院や僧侶を擁する大規模教団のことで、具体的には天台宗、高野山真言宗、真言宗智山派、真言宗豊山…