私設現代宗教研究所ブログ

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法人番号と宗教

個人へのマイナンバーの通知とともに法人番号の通知と公開が始まっている。マイナンバーと違って法人番号はウェブサイト(http://www.houjin-bangou.nta.go.jp/)で公表され、自由に活用して良い。

法人番号は神社や寺院などの宗教法人も例外ではない。実は国が全ての宗教法人のリストを公開するのはたぶん史上初めて。今までは国と都道府県の所轄別にしか公開されてこなかった。しかも、そのほとんどは紙媒体でしかなく、あまり頒布もされていない。

調べるには各地からリストを取り寄せるしかなく、たいへん手間がかかる作業だったが今後は全ての宗教法人の名前と所在地がネットで分かるようになった。宗教研究史上、けっこう画期的なことだと思うのだが、誰も指摘していないようにも思う。メディアも関心はないようだ。

ただ法人番号リストには、包括・被包括・単立などの種別の記載はなく、被包括法人の場合もどの包括法人に所属しているのかは記載がない。これらの情報を知るには所轄庁の資料に当たる必要がある。またウェブサイトでは宗教法人だけの検索ができない。種別でもその他の法人となっている。

現在、東京都から段階的に公開されているが、
例えば
増上寺は「7010405001420」
東京大神宮は「4010005000544」
曹洞宗は「9010405001419」
となっている。
11月末までには全国の法人リストの公開が終わる予定。